前回↓の続き。
痛くて痛くて泣きながらご飯食べたのは初めてです。
このとき陣痛室にいたのですがベッドが2台あって、もう片方にいた人と後にママ友になりました。笑
8月7日
痛くて泣きながらご飯食べたのに、とうとう日付超えちゃいました。
6日中に産まれると思うと助産師さん何名かに言われましたが思ったより長引いております。
でも一人で痛みに戦うのには心細く、この痛みにいつまで耐えればいいのかわからない絶望に心が折れて0時くらいにナースコール。
泣きながら助けを求め、「少し早いけど分娩室行こうか！」と……。
（やった！産める！この痛みからの解放！いやちょっと待てこれでまだ早いの？めちゃくちゃ痛いんですけど？え？嘘？でももう産まれますよね？あと1時間以内くらいだよね？）
とかごちゃごちゃ考えつつ移動。
（というかHPにはLDRで出産って書いてなかったっけ？私が今いたのは陣痛室で今から行くのは分娩室？なんなん？）
なんか痛くて何も考えられないというより逆にどうでもいいことたくさん考えてました。
ちなみに思いっきり分娩室でした。
台風接近中とかでお産が立て込んでて部屋が埋まっていたらしい。
台風来ると産まれるみたいなジンクスあるよね。あれ低気圧が関係してるらしいよ。
7日 1時
分娩台にあがるのきついかと思ったら意外といけた。
多分子宮口が全開じゃなかったからだと思う。
そして絶望の知らせ。
「陣痛間隔が伸びてるから促進剤入れます」
えっ
促進ってことは陣痛が促されちゃう！？てことはもっと痛くなるってこと！？
このあたりから完全に意識が
子が産まれる喜び＜＜＜＜＜＜痛いの辛い
でした。ごめんよ……
「赤ちゃんも頑張ってるよ～お母さんも頑張って」とよく言われますが
頑張るどころか私が死ぬんですけど！？！？！？って感じです。
今思えばひどい母親だよ。笑
そして促進剤（点滴だった）入れたら割とすぐに痛い！
助産師さんにお尻押さえてもらわないと耐えられなかった。
この時点で子宮口5㎝。嘘だろ？
赤ちゃんの頭のところの卵膜が破けてないから、いきんじゃだめって言われた。
そしてその卵膜がやたら丈夫だったみたいで、これが自然に破けないとこれ以上進まないと。
7日 3時
ほんとにやばい叫んでた。
ほかの人の出産レポ読んでるときに「叫ぶ」とか「喉枯れた」とか見たけど、そんな馬鹿なｗって思ってて本当にすみませんでした。
肛門から何かが出そうで身体が勝手にいきむんですよ。
でもいきんじゃうと赤ちゃんが苦しくなるからダメって止められる。
これが噂のいきみ逃し……！なるほど地獄……！
さすがにこの辺はごちゃごちゃ考える余裕ありませんでした。
時計を見てはあとどれくらいか聞いて、絶望して、叫んで、泣いてました。笑
そして人生初の導尿をしました。
最初は「膀胱に尿が溜まってきてるみたいだからトイレ行ける？」って聞かれたんですけど
「無理無理無理無理無理」
即答しました。敬語も使えない。
陣痛＞＞＞＞導尿の痛み
なのでもし出産控えてる方は安心して導尿してもらってください。
少しチクッとしますが余裕です。
7日 4時
子宮口8㎝。痛み地獄です。
叫ぶことしか許されず、殺してくれって思いました。
早く楽にしてくれ、痛みから解放してくれ、なんで無痛にしなかったんだ、助けて、助けて
この文面だけ見たら出産シーンだとは思わないですよね。
そして赤ちゃんのことが頭から抜けている。なんという母親。
痛み耐性があまりないのかな。多分ここが痛みのピークでした。
明けない夜はないって言葉をひたすらに思い出して意識を保ってました。
7日 5時
子宮口9㎝超えたからもうちょいと言われ希望が見える。
5時半くらいに、「全開じゃないけどいきんだら全開になるかもだからいきもう！」と許可が出た。
心の底からうれしかったです。もう我慢しなくていい！！！
いきむイメージって結構できてたつもりなんですけど想像の10倍くらい体力もっていかれてすごく疲れます。
1いきみ＝フルマラソンかな？みたいな
大きい便を出すみたいな感覚ですがびっくりするほど出なくて「え？」って声出ました。
あたりめえだ。今から出すのは便ではなく人間。
このへんで、パンッと音がして卵膜が破けました。
そして知らない男の先生登場。
まじで一回も会ったことのない先生でびっくりしました。笑
また導尿されたけど（今度は問答無用）まったく痛くないというかそれどころではない。
痛いより苦しいって感じです。
このあたりで酸素マスクつけられました。マスクの上から。
というか忘れてましたがずっとマスク付けてるんですよ。
さすがにマスクの上から酸素マスクつけられても効果は感じなかったです。笑
いきむタイミングで先生にお腹を思いっきり押されました。
中に赤ちゃんいるのにそんなにお腹押していいんか！？！？
「髪の毛見えるよ！あとちょっと！」
俄然やる気出ました。
そして会陰切開。
できれば会陰切開したくないなと思ってましたがこの際仕方ないね。
チョッキンと切った感覚はありましたがチクッとした程度でした。
陣痛がなかったらあり得ないね。
そこからは嵐のように
いきむときにお腹に思いっきり大人2人の体重かけられる！
ビビるくらい股もぐりぐり開かれる！
人体をそんないじくっていいんか！？！？と思ったのも束の間
「頭出た！」
「ハァハァ…やった！これｄオエエエエエエエエエエ」
喜ぶ間もなく大人2人でお腹を押されて吐きそうでした。
内臓やられるかと思った。この世のものとは思えない声を出しました。
このあたりで院長先生登場。
7日 6時 キッキ誕生！
産まれた！
みんな頑張ったね！って言ってくれて一生分頑張った気持ちで感無量です。
少し赤ちゃんが苦しかったようで酸素マスクつけるためにすぐに移動してましたがなんともなくて良かった。
オギャアオギャアって本当に泣くんだ。
最初は赤ちゃんが産まれたということより、痛みからの解放に喜びを覚えました。
やっと終わった……二度と出産したくない……
めでたい場面なのに考えてること全然めでたくなかったです。笑
そして胎盤を出すときもお腹グイグイ押されて、血がシャバシャバ出てました。
会陰縫う時、麻酔してんのか？ってくらい普通に痛かったです。チクチクチクチク
後の処置は頑張る理由がなくて普通にしんどいです。陣痛ないから痛みも消えないし。
あとはボーっとしてたら赤ちゃん抱かせてくれて、夫とテレビ電話しました。
そしてそのまま寝ました。
6日の朝から起きてて徹夜してるので普通に眠たい。
今思ったけど、助産師さんは夜勤だとして、途中登場した男の先生とか院長先生とかってわざわざ早朝に出勤してくださってるんだよね。まじありがとう。
7日 9時
起きたら9時くらいでした。意外と寝てないね。
トイレどうするか聞かれましたが、会陰縫ったばかりで排尿が怖すぎたので導尿してもらいました。
普通にめっちゃ痛いです。
朝ご飯をそのまま分娩室で食べて、11時頃に部屋に戻りました。
入院中のご飯、全部写真に撮るつもりでしたが無理でした。笑
出産を終えて
分娩時間22時間。長っ。
でも日を跨ぐ方もいるらしいし、特になにもなかったので安産だそうです。
一言でいえば「痛かった」です。
怖がらせるつもりはないんですがただ本当に痛かったのです。
でもこれは立ち合い無しで一人で出産に挑んだからというのも大きいです。
一人で挑んだというか、コロナで立ち合いできなかったからですね。
助産師さんもいますが、夜間は人手も少ないので付きっ切りではありませんでした。
誰かと会話していると気も紛れるし、「ここに夫がいたら」と何回も考えました。
まあ、夫がいたところで逆にイライラするシーンもあったと思いますが。笑
出産を終えた直後は全然実感が湧きません。
なんかすべてが終わった感がすごかったです。
赤ちゃんを見ても「自分の中から産まれた……？」という謎の疑問。
そんな感情は次第になくなり育児に追われていくんですけどね。
さて、私の出産レポはこれにて終了になります。
陣痛に耐えながら、ちまちまgmailの下書きに残していたものを見ながら振り返ってみました。
産まれてからもその下書きはずっと残していて、子が2歳になった今も定期的に読んでいます。
こんなに頑張ったんだからこれからも頑張れる。
自分のためにも出産レポ残すのおすすめです。
これを読んだ方、怖がらせてしまったらすみません。
でも必ず終わりますので、頑張ってください！
元気な赤ちゃんが産まれますように……☆
退院後までの話はこちら。
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